Before (改善前)

生産設備プレート ハードクロムめっき

生産設備部品の中で、多数の治具プレート(HPM等)にハードクロムを行うようなケースがあります。ハードクロムを使用すると、近隣の表面処理加工会社の状況にもよりますが、処理設備の能力が限られているケースも多く、一般的に100個以上のプレートを処理するためには1週間~2週間ハードクロム処理に時間が掛かってしまい、納期が長くなってしまうことがあります。

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After (改善後)

生産設備プレート 硬質無電解ニッケルめっき

設備のプレート部品の表面処理に、ハードクロムではなく硬質無電解ニッケルを選定することでリードタイム短縮とコストダウンを同時に実現することができます。硬質無電解ニッケルは表面処理の処理能力も高く、納期は加工会社にもよりますが、およそ約3日が可能です。また金額もハードクロムと比較して1/2程度に抑えることが可能です。

POINT(要約)

生産設備のプレート等で硬度を重要視してハードクロムを選定しているケース等がありますが、ハードクロムは硬度が高い代わりに処理に時間が掛かり、またコストも高くなります。このような場合は、硬質無電解ニッケルに変更することで納期短縮とコストダウンを実現できます。またベーキング処理を行うと、ハードクロムと同等の硬度まで上げることが可能となります。