製品属性(仕様)

製品画像(様子)

特徴

このピンは自動車生産工場の自動車部品製造ラインでワーク位置決め用ピンとして使用しております。
材料はSKH51を使用しております。
SKH51の特徴として、硬度はHRC64程度と高硬度で耐摩耗性と靭性を備えております。
このピンは精度が求められるため、φ13.6のh7,クリアランス0.02の精度を出し、面粗度も表面処理の密着性を上げるためにRz3.2に仕上げています。DLCは主に金属の摺動性向上を目的に処理されます。
摺動抵抗の低減により、摩擦熱の減少、各種機械部品などの焼き付き防止による耐久性の向上が期待できる処理です。
また、ハードクロムをDLC前に行うことで、素材の硬さも向上し、硬度はHv900程度になっております。
今回は、個数が224ヶと多かったため、量産性にも優れ密着性の良いNeoスリックを勧めさせていただきました。
材料、表面処理等により基材の長寿命化が従来よりもUPしました。
この製品を加工するにあたって、お客様の求めている条件に合った製品を提案できたと考えております

このように大野精工では　材料から硬質クロム、無電解ニッケル、DLC、Neo-スリック、TiN、TiCN、ZERO-1、タフトライド、エジソンハード、カナック処理など各種表面処理まで一貫して製作する部品加工メーカーです。