Anser (回答)

硬さが必要な機械部品には、時効硬化処理を施すことがあります。

自然時効硬化とは 非鉄金属を加熱し溶体化(個体状態で均一に 混ぜ合わせた状態)から急冷し常温にて 過飽和に溶け込んだ元素が 時間の経過によって 析出するこことで結晶がひずみ 硬くなる現象を自然時効硬化といいます。

過飽和固溶体を再加熱することによって 早期に 時効硬化を発生させ硬くする処理を人工時効硬化といいます。
アルミニウムの中で 熱処理型に分類されるA2000系・A6000系・A7000系の硬化処理はこの時効硬化を用いており、Al-Cu-Mg系のA2017(ジュラルミン)は時効硬化させることで約2倍程度硬くすることが可能です。