Anser (回答)

浸炭焼き入れで重要になるのは深さです。
深さには2種類ありましてJIS規定により有効硬化層深さと全硬化層深さがあります。
有効硬化層深さとは一般的に(焼き入れのまま又は200℃を超えない温度で焼き戻しを行った時の表面から550Hvまでの距離)
を指します。難しい表現ですね!
全硬化層深さとは(硬化層の表面から硬化層の生地が物理的、化学的差異が区別できない位置までの距離)の意味で簡単にいえば表面から炭素が浸入しているところまでの距離を指します。生地とほぼ変わらないところまでの距離のことを言います。

深さは熱処理屋さんでテストピースで測ったもので判断しています。
もし、確実な製品における深さが証明したい場合は、破壊試験で測定しなければなりません。
その場合別途費用が必要となります。

大野精工では、材料から焼き入れ、仕上げ加工、表面処理と一貫して製作しております。
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