Anser (回答)

アルミ製品に 硬質アルマイト処理したものでは、表面の硬い皮膜では、接触面の圧力が高く、細かい振動や摩擦が起こる場所に使用するとカジリや焼き付きを発生させてしまいます。そこで、硬質アルマイトに 潤滑機能をもたせ耐摩耗性の向上を目的としたものがカシマコートです。
硬質アルマイト処理後に二硫化モリブデンを微細孔に含浸させるもので、硬度はHV400程度です。カシマコート処理後は研磨、ラップ加工可能です。交差穴などマスキングできます。色は茶褐色ですが、材質により濃さがかわります。
耐摩耗試験では、硬質アルマイトの約4倍ほどになります。